映画の中の人生 ~50歳からの人生設計~

人生に迷えるアラフィフ女性が、映画を通して人生について考える。ネタバレなしの映画レビューサイト。

ファミリー

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022)

メタバースで知る、今の人生の大切さ カオスなのになぜか泣ける異色のSFアクション映画今年2023年度の米アカデミー賞で作品賞受賞! ほかにも監督賞や主演女優賞など計7部門でオスカーを獲得。また、世界各国の賞レースを席巻し、300以上の賞を受賞(2023年6…

小さな命が呼ぶとき(2010)

難病の我が子を持つ父親が起こした奇跡 どんな困難でも克服できると信じさせてくれる希望の物語治療薬がなく、いずれ死に至る難病の子供2人を持つ父親が治療薬開発の先頭に立つ――。 我が子を思う父親の凄まじい執念が不可能を可能にした奇跡の実話を映画化で…

くまのプーさん(2011)

安心して楽しめる『くまのプーさん』と ディズニーの伝統的な2Dアニメの魅力を再認識2011年、ディズニーの人気キャラクター『くまのプーさん』の劇場用長編映画が35年ぶりに製作されました。のんびり屋で食いしん坊のプーを始め、愛らしいキャラクターたちが…

リトル・マーメイド(1989)

伝統と革新が融合した画期的なディズニーアニメ ディズニーが誇るセル画で製作された最後の作品'89年にアメリカで公開されたディズニーアニメ第28作『リトル・マーメイド』(日本では‘91年公開)は、本作以降、『美女と野獣』(’90年)、『アラジン』(’92年…

トイ・ストーリー3(2010)

満を持して登場したシリーズ第3弾 子どもを思うオモチャたちの健気な姿に感動!今や人気ジャンルとして、映画界にとって絶対的な存在となったフルCG長編アニメーションですが、そのルーツは1995年、ピクサースタジオが製作した『トイ・ストーリー』(’95年)…

ジュラシック・パークIII(2001)

スピルバーグからジョー・ジョンストン監督へ ノンストップアクションとほのぼの感が楽しい第3弾遺伝子操作で再生された恐竜と人間との闘いを、最先端の視覚効果技術を実現させ、大ヒットを記録した娯楽大作『ジュラシック・パーク』。1993年にスティーブン…

アントブリー(2006)

いじめっ子はアリの生活を体験すべし! 小さなアリたちが秩序と思いやりの心を説くピクサー・スタジオが『トイ・ストーリー』(’95年)で成功させたフルCG 長編アニメーションは画期的な技術で、映像革命とも呼ばれています。以来、本家のピクサーはもちろん…

リトル・ミス・サンシャイン(2006)

団結したくても、なぜかできない?! 個性的過ぎる「負け組」一家のドタバタ旅行人生が思いどおりに行かずに落ち込んでいる人はぜひ見てほしいです。必ず立ち上がる勇気と希望をもらえるから。 ****** 【ストーリー】 フーヴァー家の長女オリーヴ(アビゲイル…

ハチ 約束の犬(2009)

日本が誇る忠犬ハチ公がハリウッドへ 心優しい秋田犬と温かい人々の姿が心に沁みる大正時代、東京・渋谷駅の片隅で帰らぬ主人を9年もの間、じっと待ち続けた秋田犬のハチ。渋谷駅ではその姿が銅像として残されるほど、日本で長年、愛され続けてきた忠犬ハチ…

妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ(2018)

他愛のない家族の問題を温かく見つめる 愛と笑いに包まれた、古き良き日本映画山田洋次監督が、現代家族の悲喜こもごもを描く、人気喜劇映画のシリーズ第3弾です。今回のテーマは、“主婦への賛歌”。幸せだけど、どこか満ち足りない専業主婦、史枝の反乱が、…

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005)

成長著しい人気子役とCG満載のアクションシーン 原作同様、続きが気になる映画シリーズ第4作今年2021年は『ハリー・ポッター』シリーズ映画化20周年だそうです。2001年の『ハリー・ポッターと賢者の石』から2011年の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』ま…

最高の人生の見つけ方(2019)

名女優が渾身の演技で笑って泣かせる 大人の女性のための人生賛歌余命宣告をされた、ワガママな富豪の男と実直な自動車整備士が、生涯最後の冒険の旅に出ます。ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの2大名優が、立場を超えた友情を築き、最高の人生…

美女と野獣(1991、2002)

《他者への優しさ》を知る、未熟な野獣の心の成長に共感 美しい映像とストーリーで魅了する名作ディズニーアニメ心の醜い野獣と、愛に溢れる聡明な美女ベルのラブストーリーはいつまでも色褪せません。アニメ史上初めてアカデミー作品賞にノミネートされたデ…

電話でだきしめて(2000)

今観ると、懐かしくて、とっても温かい! 電話が繋ぐ家族の絆を描いたハートフルコメディロマンティックコメディの女王、メグ・ライアンが『電話で抱きしめて』ほしいのは、ひょんなことから恋に落ちる未来の恋人ではありません。3人姉妹の真ん中に生まれた…

トレジャー・プラネット(2002)

先入観は禁物! 冒険小説の王道『宝島』を ディズニー流にアレンジした会心の一作本作が製作された2000年初頭、ディズニーのオリジナル長編アニメーションはあまりヒットしませんでした。その原因はおそらくマンネリ感にあったのでしょう。一貫して夢と冒険…

マウス・ハント(1997)

憎たらしくも、お茶目なネズミに翻弄されまくり シュールで味のあるドタバタコメディフィルム冒頭、どしゃぶりの雨の中での出棺シーン。棺のそばで口論するふたりの兄弟がはずみから父の遺体を放り投げてしまいます。宙高く舞う遺体はそのままマンホールの中…

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007)

大成功を収めた冒険シリーズ3部作 史上最強の海賊伝説がひとまず完結呪われた海賊たちが永遠の命を求めて壮絶なバトルを繰り広げるアクションアドベンチャー『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ3部作の最終作です。シリーズ第2作は映画史上歴代3位(20…

ナルニア国物語第2章:カスピアン王子の角笛(2008)

人気ファンタジー大作の第2弾 ナルニア国での壮大な冒険が再びC・S・ルイス原作の人気児童書を映画化した冒険ファンタジー大作『ナルニア国物語』。シリーズ第2作は、映像、ストーリー、キャラクターという映画を構成する、すべての要素が格段の進歩を遂げ、…

バースデー・ワンダーランド(2019)

不思議なワンダーランドを素晴らしい映像で表現 大人の心を癒す、魅力的なファンタジー映画『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』『河童のクゥと夏休み』『カラフル』など、大人が泣けるアニメーション映画を手がけてきた原恵一監…

マイマイ新子と千年の魔法(2009)

片渕須直監督・脚本の秀作アニメーション 無邪気な子どもたちの純粋な勇気が胸を打つ太平洋戦争下の広島を舞台にしたアニメーション『この世界の片隅に』(’16年)が高い評価を受けた片渕須直監督が2009年に発表した作品です。原作は芥川賞作家・高樹のぶ子…

アイス・エイジ(2002)

冷たい氷の世界でも心はほっこり シュールな動物たちが楽しいハートフルコメディ『トイ・ストーリー』(’95年)のピクサーや、『シュレック』(‘01年)のドリームワークス/PDIなど、先駆者たちが技術とストーリーの両面で研究開発を続け、ハートに訴えかけ…

河童のクゥと夏休み(2007)

現代の河童騒動には笑いと感動、 大切なメッセージがぎっしり河童の子どもが300年の時を超えて現代に蘇ったことから起こる大騒動を描くファンタジー。劇場版『クレヨンしんちゃん』シリーズで高い評価を受けた原恵一監督による傑作アニメーションです。 ****…

赤毛のアン(2015)

前向きなアンと優しい人々、そして美しい自然 心が洗われる『赤毛のアン』の世界1908年の出版以来、世代を超えて愛され続ける不朽の名作『赤毛のアン』。何度も映像化や舞台化され、すっかりストーリーを知り尽くしていても、何度でも見たくなる媚薬のような…

アーロと少年(2015)

不安や恐怖を乗り越えた先にある素晴らしい世界 予想外の出来事に溢れた珠玉のCGアニメーション愛すべきキャラクター、美しい映像、そして、心に染みるストーリー。ヒットメーカー、ディズニー/ピクサーによる珠玉のCGアニメーションです。 ************* …

ドクター・ドリトル(2020)

ロバート・ダウニー Jr.が子どもたちに贈る 壮大な娯楽アドベンチャー『アイアンマン』や『シャーロック・ホームズ』などに主演し、熱狂的なファンを持つ人気キャラクターに新たな魅力を吹き込んできたロバート・ダウニー Jr.。かつてはお騒がせな一面もあっ…

スパイ・キッズ(2001)

鬼才ロバート・ロドリゲスによる 夢いっぱいのファミリー・スパイ映画〈スパイの子供〉というかわらしいタイトルの本作は、『エル・マリアッチ』(’92年)、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(’96年)など、ラテン系らしいド派手で、グロテスクなアクショ…

チャーリーと14人のキッズ(2003)

エディ・マーフィが幼稚園児を相手に大奮闘 微笑ましい大人たちの姿が共感を誘うエディ・マーフィが14人の幼稚園児を相手に奮闘するファミリーコメディです。小さな子どもも楽しめるように作られているこの手のジャンルは観客層が偏りがちで、はなから敬遠し…

キッド(2000)

子ども時代へとファンタジックな時間旅行へ誘う ブルース・ウイリス主演のハートフルコメディ子どもなら誰もが大人になった自分の姿を想像するでしょう。「どんなに素敵な大人になっているのだろう」と。ところが、実際は、大人になると、そんな夢を見たこと…

レミーのおいしいレストラン(2007)

夢中が一番! 決して夢をあきらめない! 愛と情熱が注がれたレミーの料理に大満足『ファインディング・ニモ』『カーズ』など、愛らしいキャラクターやユーモラスなストーリー、心温まるメッセージで、子どもから大人まで、多くの人々の心を捉えるディズニー…

102(2001)

あのクルエラ・デ・ビルがリベンジにやって来た 前作以上の衝撃的なクライマックスに乞うご期待視覚効果技術(CGI)が急速に発展した1990年代後半、本物の動物を主役にした実写映画が次々に作られるようになりました。調教した動物とCGIを組み合わせ、まるで…