映画の中の人生 ~50歳からの人生設計~

人生に迷えるアラフィフ女性が、映画を通して人生について考える。ネタバレなしの映画レビューサイト。

リトル・ミス・サンシャイン(2006)

団結したくても、なぜかできない?!
個性的過ぎる「負け組」一家のドタバタ旅行

人生が思いどおりに行かずに落ち込んでいる人はぜひ見てほしいです。必ず立ち上がる勇気と希望をもらえるから。

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【ストーリー】
フーヴァー家の長女オリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)が美少女コンテスト〈リトル・ミス・サンシャイン〉に参加することになり、家族揃って開催地カリフォルニアに向かいます。とはいえ、人生をかけたビジネスの結果が気になる父リチャード(グレッグ・キニア)、家族が大嫌いな15歳の兄ドウェーン(ポール・ダノ)、自殺未遂を図った母シェリル(トニ・コレット)の兄フランク(スティーブ・カレル)など、気乗りのしない面々が乗り込んだバスの旅は、毒舌家の祖父エドウィンアラン・アーキン)が火付け役となり、衝突ばかり。それでもひたむきに夢を追うオリーヴのために旅を続ける一家が、旅の途中で、大きな挫折と絶望を味わいます。

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ハリウッド映画でよく描かれる家族の再生物語ですが、家族みんなが、いわゆる「負け組」というのがこの作品の良いところです。

衝突、挫折、絶望がつなぐ家族の絆。その最大の功労者はオリーヴです。圧倒的に「負け」が予想されるコミカルな風貌のオリーヴがありのままの姿でコンテストに挑む姿はおかしくも胸を打ちます。

「負け」を恐れることなかれ。負けたからこそ生まれる希望もあるのです!

オリーヴを演じた10歳の子役、アビゲイル・ブレスリンは米アカデミー賞助演女優賞ノミネートを始め、数々の映画賞を受賞。天才子役として、ヒューマンドラマを中心に数々の作品に出演し、印象的な役を演じています。


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リトル・ミス・サンシャイン (字幕版)