映画の中の人生 ~50歳からの人生設計~

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くまのプーさん(2011)

安心して楽しめる『くまのプーさん』と
ディズニーの伝統的な2Dアニメの魅力を再認識

2011年、ディズニーの人気キャラクター『くまのプーさん』の劇場用長編映画35年ぶりに製作されました。

のんびり屋で食いしん坊のプーを始め、愛らしいキャラクターたちが繰り広げる、のどかでちょっぴり〈危険〉な1日が伝統的な2Dアニメーションで描かれています。

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【ストーリー】
ある朝、腹ペコで目覚めたプーは、自分の家のハチミツが底をついていたことを知り、ハチミツを探しに100エーカーの森へ向かいます。
森では、尻尾を無くしたイーヨーのために、仲間たちが「イーヨーのしっぽ探しコンテスト」をすることに。みんな尻尾の代わりになるものをいろいろ集めてきますが、どれもしっくりいきません。
プーはコンテストのご褒美のハチミツにあり付けず、お腹はすく一方です。
そんな中、クリストファー・ロビンが「すぐもどる」と書置きを残していなくなってしまいます。これを知ったかぶりのオウルが怪物“スグモドル”と勘違い。プーたちはロビンを怪物“スグモドル”から救い出すため、ある計画を立てますが……。

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物語は2つのエピソードが絶妙に絡み、愛すべきキャラクターたちの魅力が全開です。

ハチミツの事で頭がいっぱいのお気楽なプーを始め、何事にも悲観的ないじけキャラのイーヨー、小さい体で健気に頑張るピュアなピグレットピグー)、えらそうに間違える仕切り屋のオウルなど、個性豊かな超天然系キャラクターたちのとんちんかんなやり取りが本当に楽しく、ずっと微笑んで見ていられます。

ディズニーの創始者ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作として製作され、ディズニーのベテランアニメーターたちが集結。製作総指揮はピクサーアニメのヒットメーカー、ジョン・ラセター。他愛ない物語を軽快に飛ばすユーモアセンスはさすがです。

同時上映された短編映画『ネッシーのなみだ』もキュートでほろっとする良作です。

ちなみに、私は臆病だけど、穏やかで心優しいピグーが大好きです。臆病なのはおそらく自己肯定感が低いからなのかもしれません。だから、とても他人事とは思えないのです(;^ω^)。それでも、勇気を出して、頑張る姿に励まされます( ´艸`)


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