アクロス・ザ・ユニバース
素晴らしいビートルズの名曲が鮮やかに浮かび上がる
1960年代のアメリカを舞台にした悩める若者たちの群像劇
時代や世代を超えて、今なお多くの人々の心を捉え続けるビートルズ。
2007年に製作された本作は、『フリーダ』のジュリー・テイモア監督がビートルズの名曲の数々を使った大胆な試みのミュージカル映画です。
*********************
【ストーリー】
1960年代。イギリス・リヴァプールの造船所で働く若者ジュード(ジム・スタージェス)は、母の反対を押し切り、まだ見ぬ父を探しにアメリカへ旅立ちます。自分の存在を知らない父との再会はほろ苦い結果に終わったものの、中産階級の大学生マックス(ジョー・アンダーソン)という親友を得たジュードは、自由を求めるマックスに誘われるままにニューヨークへ向かいます。
マックスとジュードはニューヨークでクラブシンガーの女性セディ(デイナ・ヒュークス)のアパートに住み始めます。
アパートには、デトロイトの暴動で弟を失ったギタリストのジョジョ(マーティン・ルーサー・マッコイ)、チアリーダーの友達に失恋したゲイの少女プルーデンス(T.V.カーピオ)、そして、恋人をベトナム戦争で亡くしたマックスの妹ルーシー(エヴァン・レイチェル・ウッド)もルームメイトとして加わります。
気の置けない仲間たちとの気ままな暮らしはつかの間、マックスがベトナム戦争へ召集され、ジュードとルーシー、セディとジョジョら恋人たちにも思わぬ運命が待ち受けます。