映画の中の人生 ~50歳からの人生設計~

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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006)

孤高の海賊ジャック・スパロウが帰ってきた
驚きに満ちたアドベンチャー映画の第2章

不可能を可能にすることこそ、創作の醍醐味。ディズニーランドのアトラクション『カリブの海賊』の映画化として生み出された第1作は、娯楽アクション映画のジャンルで多数のヒット作を生み出した敏腕プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーも頭を抱えたプロジェクトだったそうです。

ブラッカイマーにしてみれば、ひと夏を楽しませるための特大の仕掛け花火を打ち上げようという心境だったのかもしれません。

しかし、数々の仕掛けは奏効して、観る者を驚かせ、すぐに続編が待望される人気作となりました。

最たる驚きは、自由を愛する孤高の海賊ジャック・スパロウを演じたジョニー・デップローリング・ストーンズキース・リチャーズをモチーフに、ワイルドな魅力にあふれたジョニー・デップは、怨念渦巻く海賊のバトルに楽しさとカッコよさを与え、この手の娯楽作品では異例と言えるアカデミー主演男優賞にノミネートされました。

この第2作にも仕掛けがふんだんに施され、驚きがいっぱい。なかでも続編ものの鬼門を破り、1作目より数段面白く仕上がっていることが一番の驚きです!

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【ストーリー】
海賊船ブラックパール号の船長に戻ったのもつかのま、ジャック(ジョニー・デップ)の自由は〈深海の悪霊〉デイヴィ・ジョーンズビル・ナイ)と恐ろしい契約を交わして手に入れたものでした。
契約を破棄し、ジャックが生き延びる唯一の方法はデイヴィの秘密が収められたデッドマンズ・チェスト(死者の宝箱)を見つけること。もちろん、正義感に燃える気のいい青年ウィル(オーランド・ブルーム)を使ってですが……。

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今後のテーマはジャックの運命の行方。自分本位だけど憎めないジャックの姿に笑い、ジャックとウィルの婚約者エリザベス(キーラ・ナイトレイ)との恋の予感にドキッとします。

酔っ払いのような頼りなさから一転してヒーロー的な強さを見せるバトルアクションはたまらなくカッコイイ! ギャップの激しさが増したジャックはますます魅力的に映ります。

完璧にジャックありきの作品ですが、タコの触手のようなヒゲを持つデイヴィ、体の一部が深海生物と化したウィルの父ビルなど不気味なキャラクターを加え、永遠の魂をめぐり、深い因縁で結ばれる海賊たちの複雑怪奇なストーリーはさらにヒネリが効いて、磨きがかかっています。

すべての謎が解けるシリーズ第3作も、期待を裏切らない面白さです。


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