映画の中の人生 ~50歳からの人生設計~

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50歳の再就職(4) ~奇跡~

強く思えば、願いは叶う!
《信じることの大切さ》を改めて実感

前回の「50歳の再就職(3)」でちらりとお話した“厳しい就活で良かったこと”を書こうと思っていたのですが、その前に、急展開! 何と就職が決まりました!!! 50歳で新しい会社に希望職で就職できるなんて、“奇跡”だと思っていたのですが、本当に奇跡が起きました。

内定をもらったのは7月末、2次面接から3週間後のことで、「選考結果が延びる」と会社から連絡を受けていたのですが、「私よりもっと良い人を待っているんだろう」とちょっとがっくりし、期待しないようにしていました。

メールが来たときはまた“残念メール”なんだろうな、と思っていたので本当に驚きました。そして、“うれし涙”が流れました。これまで、高校や大学に受かった時や、転職が決まった時などなど、少なからず、うれしい経験をしてきましたが、涙まで流れたかは記憶がありません。

今回は、とにかく“安堵”の気持ちがとても強く、心からほっとして、じわじわと涙が出てきました。ちょうど東京オリンピックの真っ最中で、望み通りのメダルを取った人の中には涙を流している人がたくさんいますが、とにかく、本当にうれしいと泣くんだな、と実感しました。

「涙が出るほど、うれしい経験」って、めったに出来ないと思います。辛くて、とても大変でしたが、会社を辞めて、挑戦してみて本当に良かったです。50歳目前での退職は無謀に思えましたが、「次の会社を決めれば、まったく問題ない」と言い聞かせ、「今年中に仕事を決めること」を一番の目標にしました。でも、案の定、まったく簡単にはいかず、心はかなり折れました(´;ω;`)。

新しい仕事は希望していた出版社の編集職です。始めは契約社員ですが、試験の上で正社員にもなれるようです。お給料はがくっと減ってしまいそうですが、やはり希望の仕事ができるのはうれしいです。入ったら入ったで、厳しそうなので、とても不安なのですが、せっかく与えられたチャンスと縁を大切にしたいと思います。

私の座右の銘は、《強く思えば願いは叶う》です。これまで順風満帆ではありませんでしたが、迷い、つまずきながらも、自分の思う方向へ辿り着けているのは、“強い思い”のおかげだと思います。

理想にはほど遠い人生ながらも、なんだかんだと“自分のやりたいことをやれている”と気づいたのは30代後半になった頃です。実は前社は38歳で入社しました。紹介予定派遣社員から後に正社員となったのですが、この時も“奇跡”だと思いました(最後は残念な結果になりましたが……)。

望みを強く思う効果は、動く原動力になるのでしょう。当然のことですが、「動かない」と現状を変えることはできません。今回は、とにかく「動き続ける」ことを自分に課しました。そして、新たな考えに加えたのが、「“自分はできる”と信じること」、つまり、自分に《自信》を持つことです。

私は、今まで才能も実力もない自分を信じきれていませんでした。でも、頼れるのも、自分を幸せにできるのも《自分》だけです。周囲の人にできることは限られています。自分でなんとかしようと、とにかく強い信念を持って励みました。

その結果、つかみ取った奇跡。50歳の無謀な転職活動を乗り越えたことは本当に自信になりました。おそらく、というか絶対、これからも大変なことがあるでしょう。でも、私はこの経験を糧に、どんな状況でも進んでいける気がしています。

次の目標は半年後の正社員です。このチャンスを逃したら、さすがにもう就職はできない、と思っています。笑うも泣くも自分次第。といっても、あまりプレッシャーをかけないように、自分にできることを着実にこなしていきたいと思っています。

奇跡のある私の人生に感謝です。。。