兵士のヒーロー、G.I.ジョーがハイパーな活躍を見せる
超ド級のぶっ飛びアクション映画
1964年の発売以来、多くの少年たちの心を捉えてきた米国の人気アクション・フィギュア、G.I.ジョーを実写で映画化。
『ハムナプトラ』シリーズのスティーブン・ソマーズ監督と『トランスフォーマー』の製作陣が、最新視覚効果を駆使してG.I.ジョーの世界観を押し広げ、驚異のスペクタクル・アクション超大作を生み出しました。
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【ストーリー】
NATO軍の特殊部隊が護衛任務にあたり、極秘輸送されていた化学物質ナノマイトが悪の組織コブラに強奪されてしまいます。激しい格闘の末、生き残った米兵、デューク(チャニング・テイタム)とリップコード(アーロン・ウェイアンズ)は、G.I.ジョーのホーク司令官(デニス・クエイド)の要請でG.I.ジョーに加わり、コブラとの闘いに挑むことに。
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世界各国から選りすぐられた兵士の特殊チーム、G.I.ジョーは兵士によるヒーロー集団。生身の人間である彼らは、射撃や操縦等、訓練で培った特殊技術に加え、研究・開発されたさまざまなガジェットを駆使して闘います。
サイボーグばりのハイパー・スーツを着用し、パリの街中を縦横無尽に跳躍する追跡シーンを始め、空の上から海の中まで、めまぐるしく移り変わるアクションシーンは超ド級の迫力。ぶっ飛び過ぎて、はちゃめちゃな感もありますが、圧倒的なスケールのアクションシーンは数あるヒーロー・アクション映画の中で格別の存在感を見せつけます。
描かれるのは、1985年に製作されたテレビアニメ『地球最強のエキスパートチーム G.I.ジョー』をベースに、G.I.ジョーとコブラとの因縁の対決。アクションだけではなく、多彩なキャラクター同士のドラマもしっかり練られ、ストーリーは予想外の展開を見せます。
究極の化学兵器に姿を変えたナノマイトをめぐる攻防が結末を迎えても、両者の闘いは終わりません。新たなヒーロー群像劇として、私はとても楽しめましたが、残念ながらゴールデン・ラズベリー賞の最低作品賞にノミネートされてしまいました。
私はおもしろかったんだけどな……。( ´艸`)
コブラのメンバー、ストームシャドー役で韓国の人気俳優イ・ビョンホンがハリウッドデビューを果たしています。