映画の中の人生 ~50歳からの人生設計~

人生に迷えるアラフィフ女性が、映画を通して人生について考える。ネタバレなしの映画レビューサイト。

幸せはシャンソニア劇場から(2008)

人生うまくいかなくても、めげずに前に進むのみ!
愛すべきキャラクターが歌い踊る珠玉のミュージカルコメディ

世界的大ヒットを記録した珠玉の音楽映画『コーラス』のフランス人監督クリストフ・バラティエが2008年に発表したミュージカル映画です。

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【ストーリー】
時は1936年。パリ郊外の小さなミュージックホール、シャンソニア劇場で長年裏方を務めるピゴワル(ジェラール・ジュニョ)のつましくも幸せな日々が終わりを告げます。
妻は浮気の末に金持ちと再婚、借金のカタにシャンソニア劇場を手に入れた不動産屋ギャラピア(ベルナール-ピエール・ドナデュー)は劇場を閉鎖。失業したピゴワルは、一人息子ジョジョ(マクサンス・ペラン)の扶養資格を認められず、ジョジョは母親に引き取られてしまいます。
すべてを失ったピゴワルは、成り行きでシャンソニア劇場の支配人として、再建に立ち上がることに。
自信家のモノマネ芸人ジャッキー(ガド・メラッド)、正義漢の若者ミルール(クロヴィス・コルニアック)など、劇場の仲間たちも戻り、荒れ果てた劇場を直し、いざ迎えた初日。期待されたジャッキーのモノマネ芸が不評に終わるなか、観衆の喝さいを浴びたのは、進行役としてオーディションで選ばれた歌手志望の美女ドゥース(ノラ・アルネゼデール)の歌声でした。

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シャンソニア劇場の再建に関わる人々の悲喜こもごもが描かれています。

ドゥースの陰に隠れたジャッキーは、右翼団体で芸を披露することに活路を見出し、一躍花形スターになったドゥースはさらなる飛躍を求めて、劇場を去ることに。ドゥースを失った劇場は閑散とし、何をやってもうまくいかないピゴワルに再びジョジョと暮らせる日は来るのでしょうか?

うまくいかない人生であっても、それぞれの願いを叶えるために奮闘する人々の姿を温かく見つめた極上の人間喜劇。

穏やかで人の良いピゴワルを始め、個性的で愛すべきキャラクターがずらり。なかでも、滑稽な柄のスーツに身を包むジャッキーは、悲しき道化役に徹して笑いと涙を誘います。

人生の辛酸をなめたピゴワルが辿りついた新生シャンソニア劇場の舞台。困難や試練の末に幸せがあると信じさせてくれる珠玉のミュージカルコメディに心から拍手を送りたい!


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