映画の中の人生 ~50歳からの人生設計~

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ナイト・ミュージアム(2006)

夢のように楽しい夜の博物館で
コメディ俳優たちが大はしゃぎ!

夜になると展示物が動き出す不思議な博物館を舞台にした、とびきり愉快なファンタジー・アドベンチャー

人気コメディ俳優ベン・スティラーの主演で、2006年に公開されたアメリカでは初登場から3週連続興行収入第1位を記録した大ヒット作。続編も2作製作されました。

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【ストーリー】
夢想家のラリー(ベン・スティラー)は、妻のエリカ(キム・レイヴァー)に愛想をつかされ離婚、現在は失業中。最愛の息子ニッキー(ジェイク・チェリー)が、エリカの再婚相手になついていることにショックを受けたラリーは、ニッキーの信頼を取り戻すために仕事を探しはじめます。なんとか見つけたのは、ニューヨークのアメリカ自然史博物館の夜警でした。
勤務第一夜、たった1人で館内の見回りをしていたラリーは、給水機で水を飲む巨大なティラノサウルスの骨格模型に遭遇します。慌てて逃げる途中で、モアイ象に話かけられ、さらにライオンやダチョウの剥製に追いかけられてしまいます。
ショーケースの中では、ネアンデルタール人フン族などの人形たちが騒ぎ、カウボーイとローマ帝国兵士のミニチュア人形たちは、小競り合いを始めました。

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生命を吹き込まれ、勝手気ままに行動する展示物たちがとにかくおかしいです。アメリカの英雄セオドア・ルーズベルト元大統領の像に扮するのは、なんとロビン・ウィリアムズ カッコイイだけじゃない、恋にときめくルーズベルトという乙な役柄を喜々として演じています

その後、ストーリーは、展示物とラリーとの攻防から博物館の秘密を解き明かすアドベンチャーへ発展します。

博物館の謎めいた老警備員役で、喜劇界の伝説的名優ディック・ヴァン・ダイグ、ミッキー・ルーニー、ビル・コッブスが共演。とぼけたおかしみをかもし出す3人の老優の妙演も楽しいです。

製作は、『ホーム・アローン』のクリス・コロンバス。監督は、2005年公開の『ピンクパンサー』の新作で注目されたショーン・レヴィ

博物館の展示物が生き返ったら、という子どもの夢のような発想を、ハリウッドの最新CG技術とベテランコメディ俳優の粋な競演で見事に実現させた娯楽作です。

ナイトミュージアム (字幕版)

ナイトミュージアム (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video


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