映画の中の人生 ~50歳からの人生設計~

人生に迷えるアラフィフ女性が、映画を通して人生について考える。ネタバレなしの映画レビューサイト。

50歳の再就職(2)~決意~

何をして、どう生きていくべきか?
残りの人生を充実させるために、本気で考える!

11/20に前社を退職してから1ヶ月。将来への不安は片隅にありつつも、夢のようにゆったりとした時間を過ごしています。

本当なら11~12月は年明けすぐに発行される商品カタログの制作で異常に忙しく、残業時間は月70~80時間になりました。朝8時30分にオフィスの鍵を開け、夜11時過ぎに誰もいないオフィスの鍵を閉めて帰るという毎日で、空しく、やるせなく、地元の駅から泣きながら帰ったことも多かったです。

同じ仕事をしていたスタッフが辞めたのに正式な人員は補充されず、基本的には一人で業務を担当。やっと派遣の方に来てもらえても忙しい時期だけの短期のため、教えては辞め、教えては辞めのループ状態。重要なところや時間がかかりそうなところは私が引き受けざるを得ない場合も多々ありました。

人がいないのに周囲からの要求は増え、できないと厳しい声も受けました。どんなに大変でも必ず期限までに作らなければなりません。売り上げにつなげるために、良いものを作りたいと頑張っていたのですが、心身ともに本当にきつかったです。

それもこれも、「編集」というタイトな締め切りのある仕事を選んだからなのかと、ちょっぴり後悔するところもあるのですが、おそらく、どの仕事でも同じ状況ではあるのでしょう。

子どもの頃からバリバリと働く女性になりたいと思っていました。編集者を目指したのは、高校時代に『non・no』を読んでから。手帳をスケジュールでびっしり埋め、颯爽と働く雑誌編集者に憧れました。

運よく25歳で出版社に入り、実際には女子高生が夢見たような華やかな世界ではありませんでしたが、一つ一つの作業を着実にこなし、多くの人と協力し、好きなものに触れながら、紙面を作り上げる作業はとてもやりがいがあり、充実していました。

20代~30代前半は本当に働くことが好きで、サービス残業や家で仕事することもまったく厭いませんでした。「若い時の苦労は買ってでもしろ」ということわざは本当にその通りだと思うのですが、とはいえ、40代以降の方が忙しく、さすがに「働き過ぎる」ことへの疑問が湧いてきたなかでの、今回の希望退職です。これはきっとラッキーと思うべきなのでしょう。

これから最低でも20年(70歳まで!)、働く必要がある(経済的にも精神的にも)と思うので、「何をして、どう生きていくべきか」をしっかり考え、必ず希望の道に進み、ずっと働き続けたいと思います!

この決意を笑って読む日が早く来ればいいな……。