映画の中の人生 ~50歳からの人生設計~

人生に迷えるアラフィフ女性が、映画を通して人生について考える。ネタバレなしの映画レビューサイト。

50歳の再就職(1)~運命~

ピンチの後にはチャンスあり?!
うまくいかない人生からの脱却

プロフィールにも書いた、2020年に激変したこと「その①」は会社を退職したことです。

私はメーカーに勤めているのですが、コロナの影響を受け、売り上げが激減しました。そのため、会社は役職者の減給や一般社員の休業要請の後、ついに希望退職者を募りました。
ただ、1度目の応募者は少数に留まったためか、会社は2度目の希望退職を募りました。これには再就職支援会社のサポートが付いていたため、思い切って応募したのです。

元々数年前から、人間関係や経営者の方針が合わないことから、辞めたかったのですが、年齢的に転職が難しいと思い、がんばってきました。とはいえ、仕事は好きだったものの、本当に肉体的にも精神的にもきつく、限界が来ていた時に起こった予想外の展開!
支援会社の説明では、50代の再就職率は90%以上(正社員とは限らない)でしたが、コロナの状況下で、失業者が増大し、求人倍率も高まるでしょう。そもそも求人募集も減るかもしれません。そんな危険な世界へ踏み出していいのかどうか、本当に悩みました。

実は私は前回の転職活動で、社会の荒波の過酷さを嫌というほど味わいました。派遣社員をしていた2009年、リーマンショックの影響で雇い止めになり、それから次の会社に決まったのは1年7ヶ月後、38歳の時でした。
紹介予定派遣から半年後、正社員として採用が決まり、本当に「奇跡だ」と思いました。だから、最後の会社にしたかったのですが、また無職となり、恐ろしい社会の荒波に飛び込むことになりました。

またまた、なぜかうまくいかない人生――。ただ、このまま心を殺して10数年、単なる“ライスワーク”を続ける状況で人生を過ごしていいものか? そして、おそらく、会社に残っても安泰ではなく、さらにきつい業務となり、また減給や希望退職の募集もあるかもしれません。「出ても地獄、残っても地獄」。どちらへ向かっても苦しいことには変わりはないのです。

ただ、今の状況を嘆いているばかりでは、何の解決にもなりません。この選択をハッピーエンドにするのは、自分の努力と運に違いありません。私はいろいろあった人生で、悪いと思っていた状況にも良所はあり、やがて望む場所へ繋がるという経験を何度もしました。

“強く思えば願いは叶う”というモットーを信じ、とにかく自分の意思を強く持って動き、早くハッピーエンドになる日が来ますように。
その日まで、50歳からの厳しい就活体験を綴っていきたいと思います。