映画の中の人生 ~50歳からの人生設計~

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レッド・スパロー(2018)

ジェニファー・ローレンスが仕掛ける甘い罠
スパイ社会の心理戦を巧みに描いた本格スパイ映画

世界にひとつのプレイブック』(’12年)でアカデミー女優となったジェニファー・ローレンスが、体当たりでロシアの女スパイ(レッド・スパローを演じています。

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【ストーリー】
ボリショイ・バレエ団プリマドンナ、ドミニカ(ジェニファー・ローレンス)は、ステージ上の事故でその地位を失ってしまいます。病気の母親を抱えていたドミニカは、窮地に陥りますが、そんな彼女に手を差し伸べたのは、ロシア情報庁の幹部である叔父のワーニャ(マティアス・スーナールツ)でした。
ワーニャの指示で、スパイ養成所へ送られた彼女は、標的を誘惑し、心理操作するテクニックを学びます。やがてその才能を買われ、アメリカとの内通者を探り出す任務を任されることになります。

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元CIA工作員のジェイソン・マシューズが原作を書いたベストセラー小説を映画化。現場の人間しか知り得ないスパイ活動の実態や裏テクニックが盛り込まれたストーリーは、スパイ社会の恐怖をまざまざと見せつけ、スリル満点です。

いわば生活のためにスパイになったドミニカの武器は、相手を信じさせること。ロシアとアメリカのスパイを相手に、死の恐怖と闘いながらも、冷徹に任務を遂行するドミニカを、迫真の演技で演じきったジェニファー・ローレンスの奮闘が光っています。


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レッド・スパロー (字幕版)